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「営業インターンに興味はあるけど、自分にはコミュニケーション力が足りないかも」
「話すのが得意じゃないのに、営業なんてできるわけがない」
もしあなたがそう思っているなら、この記事はきっと役に立つと思います。

今回話を聞いたのは、大学4年生の山口くん。
ルーキーワークス株式会社で営業インターンを約1年間経験した彼は、もともと自分のことを「人見知りな性格」だと話します。

自分から話しかけるのが苦手で、言いたいことがあっても伝えられない。
そんな壁を感じていた彼が、なぜ営業の世界に飛び込んだのか。

---山口くんプロフィール---

大学4年生。サークルでは制作活動(Adobe系ツールでの広告制作・編集)に取り組む。
大学3年時に短期インターンを経験後、ルーキーワークスで営業の長期インターンを約1年間実施。
並行してエンジニアのインターンも掛け持ち。
卒業後はエンジニアとして就職予定。

僕が営業を選んだのは、「話せるようになりたかった」から

2年間、ほとんど人と話さなかった

山口くんが「自分はうまく話せない」と気づいたのは、大学に入ってからだった。

高校卒業後、二浪の期間がちょうどコロナ禍と重なった。
2年間、ほとんど人と会話する機会のない生活が続いた。
予備校にも通わず、自宅で籠もって過ごす日々。

「大学に入って初めて、こんなに自分で喋れないことになってたんだって気づきました」(山口くん)

周りの同級生が自然に友達を作り、グループで行動している。自分はそこに入れない。
「人見知りな体質で、あまり自分のことを主張するということができない。何か自分が伝えたいことがあっても伝えることができない」。
山口くんが感じていたのは、2年間の空白がつくった、人との間にある見えない壁だった。

このまま社会人になるのはまずい。—その焦りはあった。

スポーツジムのトレーナー、事務のアルバイト。いくつかの仕事を経験したが、どれも「コミュニケーションを取ろうと思えば取れるけど、取らなくてもできてしまう」環境だった。話しかけなくても業務は回る。だから話しかけない。変わりたい気持ちはあるのに、きっかけがないまま時間だけが過ぎていった。

5〜6社に応募して、ほとんど落ちた

山口くんがインターンを探し始めたのは大学3年のとき。最初に探していたのは制作やエンジニアリングの分野だった。サークルでAdobe系ツールを使った広告制作・編集をしていた経験から、その延長線上で仕事を探していた。

しかし、現実は厳しかった。

「正直、探し方がわからなかったんです。大企業しか見つけ方を知らなくて」(山口くん)

5〜6社に応募したが、ほとんど通らなかった。人気企業のサマーインターンにはESの選考があり、面接まで進めない。
しかもESの締め切りが複数社で同じ時期に集中していて、一社の結果が出た頃には他社の募集も終わっている。
振り返って修正する余地もなかった。

「センスじゃない」——背中を押してくれた一言

もともと山口くんがインターンを探していたのは、制作やエンジニアリングの分野だった。
大学のサークルでAdobe系ツールを使った広告制作や編集をしていた経験から、それを仕事にしたいと考えていた。
5〜6社のインターンに応募したが、ほとんど通らなかった。
大企業の短期インターンは選考が厳しく、ESを出しても結果が出る頃には他社の締め切りも過ぎていた。

ルーキーワークスを見つけたのはIndeedだった。
制作系の業務を期待して応募したが、営業の業務を募集していることを知った。
正直、営業は自分には向いてないと思っていた。
社会人になったら絶対に必要なスキルだとは感じていたが、その力が自分にはないと決めつけていた。
ところが、中川さんはこう言った。

「センスじゃないんだよ。できない人ができるようになった方が伸びしろがある」(中川社長)

「センスがある人はもちろん最初から営業の成績が出るんだと思います。でも、最初できない人ができるようになっていく過程で、なんでできなかったのかを一つずつ確認して、そこをできるようにしていく。その再現性が大事なんだって教えてもらいました」(山口くん)

営業は「生まれ持った性格」で決まるものじゃない。やるべきことを一つずつ積み上げれば、できるようになる。
その考え方なら自分にもできるかもしれない——そう感じて、全く知らない世界にチャレンジすることに決めた。

「とりあえずやってみようって。全く知らない世界なので、そこは勇気を持ってっていうのはあるんですけど、チャレンジしてみました」(山口くん)

やりたかった制作の仕事とは全く違う方向。でも、「変わりたい」という気持ちの方が強かった。

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「コミュニケーションを取らなくてもできちゃう」環境では変われなかった

営業インターンを始めて、山口くんは一つの気づきを得る。
それまでのアルバイトでも、意識すればコミュニケーションを取る機会はあったはずだった。飲食店でも事務のバイトでも、積極的に話しかけようと思えばできた。でも実際には、やらなかった。

「取らなくても正直できちゃうところもあったので。僕はもう営業は絶対に取らなきゃいけないっていうところで強制力があった方が自分に合っていたって感じですね」(山口くん)

飲食店のアルバイトなら、お客さんとの会話は最低限でも業務は回る。
でも営業は違う。相手の話を聞いて、自分の言葉で提案して、信頼を勝ち取らなければ成果につながらない。その強制力が、山口くんを変えていった。

5日間の短期インターンで感じた「お客さん扱い」

実は山口くんには、大学3年時に上場企業の5日間の短期インターンに参加した経験がある。
そこでの体験は、ルーキーワークスとは対照的だった。

「サザエさんみたいな、ザ・会社のオフィスっていう感じで(笑)。自分の事務作業の机だけで完結しちゃって、あんまりコミュニケーション取るタイミングがなかったんです」(山口くん)

質問があっても、作業中の社員のところにわざわざ歩いていかなければならない。ちょっと一つ壁を乗り越えないと質問できない。
担当者と一対一でやり取りするだけで、他の社員と話す機会はほとんどなかった。

「なんというか、、学生としてのインターンシップの立場なんだなと実感しました。お客さん側のような感じでした」(山口くん)

一方、ルーキーワークスでは「自分も社員の一員ぐらいの感覚で働けている」と山口くんは言う。
仕事を与えられ、やり方は自分で考える。
わからないことがあれば中川さんに聞き、失敗したら「これってどうした方がよかったんですか?」と自分から聞く。
その繰り返しの中で、主体性が育っていった。

「提案したことが反映される」という経験

山口くんにはパソコンやExcelのスキルに自信があった。営業の業務の中で、「これ、もっとこうしたらいいのにな」と思うことがあると、口で説明するのではなく、実際に形にして見せた。

「自分が、こういう感じでやってみたんですけどどうですか?って。結果を見せる感じでしょうか」(山口くん)

提案が通った。「本当にそうだよね」と中川さんに言ってもらえて、実際の業務に反映された。

「提案が通った時はすごくうれしかったです。自分がすごく前のめりになって仕事する感覚も得ました。とても良い循環でした」(山口くん)

与えられた仕事をこなすだけではなく、自分の得意を活かして改善提案ができる。それが認められる。この好循環が、山口くんの自信を少しずつ積み上げていった。

自分の弱さを開示できる場所かどうか

もう一つ、山口くんが強調したのは「自己開示ができる環境かどうか」だった。

営業の仕事では、うまくいかない日もある。きついと感じることもある。気分が沈むこともある。
そんなとき、山口くんは中川さんに素直に話すことができた。

「うまくいかないときも、中川さんには正直に話せるんです。自分の状況を伝えると、経験をもとに的確なアドバイスをくれる。それがすごく心強かったですね」(山口くん)

自分の弱さや失敗を開示できる。それに対して受け止めてくれる人がいる。
山口くんにとって、中川さんはメンターのような存在だった。

「自分の弱いところも見せられる安心感がある環境だったから、僕も素直になれたんだと思います」(山口くん)

すべてのインターン先がそうとは限らない。でも、もし合わないと感じたら、別のところを探してもいい。
山口くん自身、いくつかの職場を経験しながらルーキーワークスにたどり着いた。
だからこそ、こう言い切る。

「一回働いてみて合わなかったら別の所というふうに、たくさん探すのもいいと思います。ここでずっとやらなければいけないというわけではないと思うんです。」(山口くん)

合う場所を見つけるまで動き続けること。それも立派な行動力だ。

営業で学んだことは、エンジニアの仕事にも活きる

山口くんは、ルーキーワークスでの営業インターンと並行して、エンジニアのインターンも掛け持ちしていた。
就職先はエンジニアの道を選んだ。では、営業の経験は無駄だったのか?
全くそうではない、と山口くんは言い切る。

「エンジニアの仕事も結局、お客さんとのコミュニケーションだったり、自分からどんどん提案していって、より相手の満足度を上げるために提案していくっていうのは、エンジニアでも絶対必要なスキルだと思うので」(山口くん)

山口くんが短期インターンで見た「ザ・会社のオフィス」では、プログラミングだけしていればいいわけではなかった。実際の画面レイアウトを決めたり、経営者の意図を汲み取ったり、プログラムしない部分が想像以上に多かった。

「経営者の方って、自分の行動一つ一つに絶対に意味を見いだしていると思います。何かやるものには意図がある。そこを聞き出していくっていうのが大事だと感じました」(山口くん)

相手が何を望んでいるのかを引き出す力。
営業で鍛えたその力は、エンジニアとしてクライアントの要件を聞き取る場面でもそのまま武器になる。

「どういったことを望んでいるのかな?というのを引き出すっていうのは、営業もエンジニアも必須のスキルだなと思います」(山口くん)

就活で「これだけは負けない」と思えたこと

面接で、山口くんには一つの確信があった。

「これだけは負けないって思えたのは、たとえ、やりたくない仕事だったとしても、絶対に自分の今後の糧にしてやるぞ!という貪欲さですね」(山口くん)

やったことのないことにとりあえず飛び込んで、そこから学ぶ。
向いている・向いていないの判断をつける前に、まず動く。そのマインドは、営業インターンで得たものだった。

「正直やりたくない仕事もあると思うんですけれど、絶対に今後の糧にしてやるぞという貪欲さは、誰にも負けないぐらい持っていると思います」(山口くん)

後輩へ:自分の強みは「チラ見せ」から始めればいい

インターン先で自分の力を発揮するには、どうすればいいのか?
山口くんに後輩へのアドバイスを聞いてみた。

「自分の強みだなと思うところは、少しずつチラ見せしていくことでしょうか」(山口くん)

ポイントは、口で説明するのではなく、結果を見せること。

「これこうしたいんですけどどうですか?というふうに提案だけするよりも、『こういう感じでやってみたんですけど、どうですか?』って実際に作ったものを見せてみる。ちゃんと比較するものを出して、こっちの方がいいねってなったら、ちゃんと見てくださる方だったら採用してくれると思います」(山口くん)

最初から全てをアピールする必要はない。
まず小さく「やってみた結果」を見せる。それが認められて自信がつき、さらに積極的になれる。

もう一つ、山口くんが勧めているのは、インターン先の社員に直接聞いてみることだ。

「自分の強みは何か、どういったところが社会で通用するか、伸ばしていった方がいいところはどこかを聞いておくと、自分の社会人になった時の武器になると思います。そこをひたすら極めていけば、他の人に負けないものを持てていることを実感できる自分になれると思います」(山口くん)

節目のタイミングで聞いておく。自分では気づけない強みを、一緒に働いている人から教えてもらう。それも、インターンだからこそできることだ。

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まとめ:話すのが苦手でも、一歩踏み出す価値はある

2年間ほとんど人と話さなかった大学生が、「やるしかない環境」に飛び込むことで変わっていった。

その変化は、営業の成績だけではない。提案が認められる経験、弱さを見せられる関係、主体的に働ける環境、そして就活で「これだけは負けない」と言い切れる自信——どれも、飛び込んだからこそ手にしたものだった。

もし今、「営業インターンに興味はあるけど、自分には向いていないかも」と感じているなら——山口くんも最初はそう思っていた。

できない自分が、できるようになる過程にこそ価値がある。

一歩踏み出すかどうかを決めるのは、性格でもセンスでもない。
「とりあえずやってみよう」と思えるかどうかだ。

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*この記事は、ルーキーワークスでインターンを経験した山口くんへのインタビューをもとに構成しています。