「やった方がいいのはわかってる。でも——」
インターンに行った方がいい。
たぶん、それはわかっている。周りも少しずつ動き始めている。大学のキャリアセンターからも案内が届く。
でも、動けない。
「自分に何ができるんだろう」
「行ってみて、何もできなかったらどうしよう」
「そもそも何から始めればいいのかわからない」
もし今そう感じているなら、それはあなただけじゃない。
みんな、最初は不安だった
実際にインターンを経験した先輩たちに話を聞くと、ほぼ全員が「最初は不安だった」と言う。
「最初はめちゃめちゃ不安な部分もあって。バイトはお客さんとして行ったことがあるからイメージつくんですけど、インターンは本当に想像がつかないので」
想像がつかないから、不安になる。当たり前のことだ。
でも、この先輩はこうも言っている。
「でも結構、ワクワク感の方が強かったですね。自分がどういうふうに働くんだろうって」
不安とワクワクは、実は同じところから来ている。「まだ知らない世界がある」ということ。不安だけを感じるか、その裏にあるワクワクにも気づけるかは、ちょっとした視点の違いかもしれない。
「動けない」のは、情報が足りないから
不安で動けないとき、その原因の多くは**「知らないこと」**にある。
インターンって何をするのか。どのくらい大変なのか。自分に合わなかったらどうなるのか。
わからないことだらけだから、最悪のケースばかり想像してしまう。
ある先輩は、不安を抱えている後輩に向けてこう言っていた。
「不安があればあるほど、早めにその実態を知った方がいい。とりあえず一歩踏み出せる記事だったり、気軽に行けるインターンっていうものがあれば、そこにぜひ行ってほしい」
つまり、不安を消してから動くのではなく、動くことで不安が消えていく。順番が逆なのだ。
「合わなかったら、変えればいい」
不安の中でも特に大きいのが、「合わなかったらどうしよう」という気持ちだろう。
せっかく始めたのに途中でやめるのは申し訳ない。自分に向いていなかったら時間の無駄になるんじゃないか——。
でも、経験者たちの声を聞くと、その心配は少し和らぐかもしれない。
「正直、一回働いてみて合わなかったら別のところっていうふうに、たくさん探すのもいいと思うんですよ。ここでずっとやんなきゃいけないってわけじゃないと思うので」
インターンは就職ではない。「お試し」でいい。
合わなかったら変えればいい。その経験自体が、「自分には何が合うのか」を知る手がかりになる。
「いろいろ漂流しながらたどり着いた感じはあるので。経験値ですね。行ってみて、空気を感じて」
「漂流」という言葉が印象的だ。最初からぴったりの場所を見つけなくてもいい。いくつか試す中で、自分の輪郭が見えてくる。
周りと比べなくていい
インターンの話題は、友達同士でもなかなか気軽に話せないという声がある。
「お互いの就活状況とか、どこの内定もらったとか、どこのインターン行ったっていうのが、あんまり気軽に言える環境ではないなっていうのは正直ありました」
どこに行ったか、何社受けたか。そういう「数」や「実績」の比較になると、息苦しくなる。
でも、大事なのは他の人がどうしているかではなく、自分が何を感じるか。
ある先輩は1年生から動いていた学生を「意識高い」と表現しつつも、こう言っている。
「3年生からがやっぱり一番多いボリュームゾーン」
早ければいいというものでもない。自分のタイミングで、自分のペースで動き出せばいい。
最初の一歩は、小さくていい
「インターンに応募する」がハードルが高いなら、もっと小さいところから始めてもいい。
- インターン経験者の記事を読んでみる(今、それをしている)
- 友達や先輩に「インターンってどうだった?」と聞いてみる
- 大学のキャリアセンターに行ってみる
- 気になる企業のインターン募集ページを、とりあえず開いてみる
大きな決断は必要ない。「ちょっと覗いてみる」くらいの気持ちで十分。
「やったことないことでもとりあえずやってみて、自分に向いてる向いてないっていうのを判断つけたり、そこから何か学ぶものを学んだりっていうのは、すごい大事だった」
この先輩も、最初から覚悟を決めて飛び込んだわけではない。「とりあえずやってみよう」から始まっている。
まとめ:不安なままで動いていい
不安は、なくならない。
でも、不安を感じているということは、「自分はこのままでいいのか?」と問い始めている証拠でもある。
その問いを持てていること自体が、すでに最初の一歩なのかもしれない。
上の「最初の一歩」からまだ何もしていないなら、今日1つだけ選んで試してみてほしい。どれから始めてもいい。
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