2026年10月28日(水)三省堂書店 神田神保町本店にて、第1回ガクチカワークショップ「わたしの現在地」 を開催しました。
「ガクチカ」と聞くと、何か特別な経験や大きな成果が必要だと感じるかもしれません。
しかし、授業やアルバイト、友人との会話など、日々の経験の中にも、自分の考え方や大切にしていることを知る手がかりがあります。
今回のワークショップでは、身近な経験を振り返り、「今の自分」と「これからの自分」を考えるワークを実施しました。
2つのワークのほか、三省堂書店様からの「本との出会い」についてのお話や、株式会社LSBの人事のご担当者様からのお話を通じて、学生の皆さんに新たな視点に触れてもらう90分間となりました。
当日の様子と、参加した学生の皆さんから寄せられた声をご紹介します。
開催概要
| イベント名 | ガクチカワークショップ in 三省堂書店 第1回「わたしの現在地」 |
| 開催日時 | 2026年10月28日(水)18:30〜20:00 |
| 会場 | 三省堂書店 神田神保町本店 3階イベントスペース |
| 主催 | ルーキーワークス株式会社 |
| 協力 | 株式会社三省堂書店 |
アンケートに回答したのは大学1〜3年生。就職活動をまだ具体的に考えていない学生から、すでに企業への応募や選考を進めている学生まで、状況はさまざまでした。
身近な経験の中から、ガクチカの手がかりを見つける
最初に取り組んだのは、日常の出来事から自分自身を振り返る「4つの問い」です。
- 最近、心に残っている出来事は?
- その出来事の中で、いちばん心が動いたのはどんな瞬間?
- なぜ、心に残ったんだと思う?
- そこから、今の自分について「もしかすると…」と思うことは?
嬉しかったこと、悔しかったこと、少しモヤモヤしたことでも構いません。
学生の皆さんには、最近の出来事を思い出しながら、何があったのか、そのときどう感じたのか、なぜ心に残ったのかを自分の言葉で考えてもらいました。
ガクチカは「何をしたか」だけでなく、その経験を自分がどう受け止め、何を考え、どう行動したかにも、その人らしさが表れます。身近な経験に目を向けることが、自分の関心や価値観を知る入り口になります。
「人生のビン」で、今とこれからの自分を描いてみる
続いて取り組んだのは、「人生のビン」。
自分の人生を一つのビンに見立て、大学生活やアルバイト、友人、趣味、就職活動など、今の自分の中にあるものを描くワークです。
「何が入っているか」だけでなく、「何がどれくらい大きな場所を占めているか」にも注目し、「これからの自分のビン」を描き、増やしたいことや新しく挑戦したいことを考えました。
過去の経験を振り返るだけではなく、これからどんな経験を積み重ねていきたいかにも目を向ける。
それも、ガクチカを考えるうえで大切な視点です。
参加者アンケートで、特に印象に残った内容として最も多く選ばれたのは、この「人生のビン」でした。
学生同士だからこそ、話せることがある
「4つの問い」と「人生のビン」に一人ずつ取り組んだあとは、学生同士で考えたことを共有しました。
初対面の学生が多田舎、話し始めると会話は次々と広がっていきました。
最近心に残った出来事や、大切にしていること、これからやってみたいこと。
学生同士でそれぞれの経験や考えを語り合い、終始にぎやかな時間になりました。
今回のワークショップは、採用選考を目的としたものではありません。
評価を意識して答えを用意するのではなく、自分が考えたことをそのまま話してみる。
同じ学生同士だからこそ、気負わずに話せることもあったのかもしれません。
参加者からは、普段は接点のない他大学の学生と、さまざまな背景や考え方について話せたことが楽しかった、という感想も寄せられました。
自分一人で振り返る時間と、誰かに話す時間。
その両方があることの意味を感じる場面でした。
「本屋の使い方」を知る。三省堂書店での新しい出会い
後半には、三省堂書店の加納様から、書店の楽しみ方や本との出会いについてお話しいただきました。
書店は、読みたい本を探して購入するだけの場所ではありません。
本棚の並びや新刊から、今どのようなテーマに注目が集まっているのかを知ることができます。
店内を歩く中で、普段なら検索しなかった情報や、思いがけない一冊に出会えることもあります。
さらに、三省堂書店 神田神保町本店のコンセプトや店づくりについても、パンフレットを交えてご紹介いただきました。
会場には、今回のテーマに合わせて加納さんに選んでいただいた5冊を会場に展示しました。
- 『何者』/朝井リョウ
- 『何様』/朝井リョウ
- 『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』/ジム・クリフトン
- 『嫌われる勇気』/岸見一郎・古賀史健
- 『20歳のときに知っておきたかったこと』/ティナ・シーリグ
学生からは、普段はスマートフォンで情報収集することが多かったものの、今回の話を聞いて本を読みたくなった、という声もありました。
自分自身の経験を振り返ったあとに、書店という場所を通じて新しい情報や考え方に触れる。
今回の共同開催ならではの時間になりました。
企業の人事担当者から、採用の視点を聞く
企業の人事担当者にもご参加いただき、採用に携わる立場から、学生のどのようなところを見ているのかなどについてお話しいただきました。
就職活動中の学生にとっては、自分の経験をどう伝えていくかを考えるヒントになり、これから就職活動を迎える学生にとっても、人事担当者から直接話を聞く貴重な機会になりました。
参加した学生の声
ワークショップ終了後にアンケートを実施しました。
回答者6名全員が、ワークショップ全体について「とても満足している」または「満足している」と回答しています。
また、「今の自分について何か気づきはありましたか?」という質問では、半数が「新しく気づいたことがあった」、残りの半数が「以前から感じていたことを、少し整理できた」と回答しました。
新しい発見だけでなく、これまでの思いを自分なりに確かめる機会にもなったことがうかがえます。
アンケートでは、こんな感想が寄せられました。
「普段自分について振り返ったり考えたりすることがあまり無かったのでとても楽しく参加できました!」
「自分は人前で話すことなど文章を考えずにアドリブで話すことは得意だけれど、何か議題がある時や自分のやってきたことの言語化が苦手で、そのヒントがこのイベントを通して得られた気がする。」
「自分が今どう感じているのかを考えるきっかけになって参加して良かったなと思いました。もっと自分について考えたいなと思ったし、その時思ったことを忘れないようにしたいなと思いました。」
現在就職活動中の学生からは、自己分析ができているつもりでも見落としていた部分に気づき、今後に生かしたいという感想もありました。
学生の関心から、次の機会へ
アンケートでは、今、自分自身やこれからの進路について気になっていることも尋ねました。
最も多かったのは「自分の強みや得意なことを知りたい」で、次いで「自分の興味や、やりたいことを見つけたい」が挙がりました。
また、今後参加してみたいイベントとしては、「自分の興味や価値観について考えるワークショップ」と「社会人の経験や仕事観を聞ける座談会」が多く選ばれました。
今回のように、少人数だからこそ一人ひとりの考えに耳を傾け、学生同士や社会人との対話が生まれる場を、これからも大切にしていきたいと考えています。
自分の経験を、これからのガクチカにつなげる
ガクチカは、就職活動のために特別なエピソードを探して完成させるものだけではないと、私たちは考えています。何を経験し、そのとき何を感じ、どう考えたのか。日々の積み重ねの中に、その人ならではの価値があるはずです。
そして、これから何に関心を持ち、どんな経験をしていくのかも大切です。
自分で考え、誰かと話し、新しい世界に触れる。
そんな機会が、これからの一歩につながることを願っています。
ご参加いただいた学生の皆さん、イベント当日までさまざまにご協力いただいた三省堂書店の皆さま、そして人事の立場からお話しいただいた株式会社LSBさまに、心より感謝申し上げます。
ルーキーワークスでは、今後も企業や大学・教育機関、地域の皆さまと連携しながら、学生が自分自身を知り、新たな経験や可能性に出会える機会を広げていきたいと考えています。
企業・大学関係者の皆さまへ
ルーキーワークスでは、インターンシップや仕事体験、ワークショップなどを通じて、学生が企業や仕事に触れる機会づくりに取り組んでいます。
学生との新しい接点をつくりたい企業の方、学生に実践の機会を提供したい大学・教育機関の方は、お気軽にお問い合わせください。
🧑🎓学生の皆さんへ
「自分の強みって何だろう」「これから何をしてみたいんだろう」。そんなことを考えてみたい方も、まだ就職活動について具体的に考えていない方も、ぜひガクチカワークをご覧ください。
ガクチカワークはこちら:https://gakuchikawork.com/
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『ガクチカワーク』について
「ガクチカワーク」は、学生がインターンシップや仕事体験、オープンカンパニー、ワークショップなどを通じて、さまざまな企業や仕事に触れるためのサービスです。
就職活動が始まってから「自分にはガクチカがない」と焦って何かをつくるのではなく、大学生活の中でさまざまな経験を重ね、その中から自分の興味や強み、価値観に気づいていく。
企業側も、学生の肩書きや面接での受け答えだけではなく、実際の体験を通してその人を知っていく。
学生と企業がお互いを知るための接点を増やすことを目指しています。
また、ガクチカワークでは、大学生活やインターンシップ、就職活動について考えるきっかけとなるさまざまなコンテンツも発信しています。
社長の学生時代をたどるインタビューや、学生自身の経験談、インターンの選び方、学生団体の活動を紹介する記事など、自分のこれからを考えるヒントをさまざまな角度からお届けしています。
