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「人生で一番高い買い物は、何だと思いますか?」

ルーキーワークス株式会社の代表・中川高一は、学生に向けた講演で必ずこの問いを投げかける。
車、家、保険——。多くの人がそう答える。
しかし、中川の答えは違う

「僕は、仕事だと思っています。」

生涯で1億円以上を稼ぐ。人によっては、それ以上になることもある。 それほどの規模の“買い物”であるにもかかわらず、多くの人はその選択に深く向き合わない。

「大学時代の自分に言ってやりたいんですよ。“お前、もっと真剣に考えろ”って。」

なぜ彼は、そこまで強く言い切れるのか。その原点は、学生時代のガクチカにある。

これは、代表として会社を率いる中川高一が、学生時代に経験した組織運営、役割、葛藤、そして“等身大で向き合う”ことにたどり着くまでの物語だ。

原点は、学生時代のイベント運営活動

中川にとって、学生時代の大きな経験のひとつが、仲間と取り組んだイベント運営活動だった。
学生向けの旅行企画や交流の場づくりをサポートし、参加者への案内、当日の受付、現地でのサポートなどを学生同士で分担して行う活動だった。
関わり始めた当初は、まだ少人数のチームだった。

「最初は本当に少人数でした。だからこそ、一人ひとりの役割が大きかったと思います。」

中川がその活動に関わり続けた理由は、面倒見のいい先輩や、一緒に動く仲間の存在だった。
朝早くから参加者を案内し、現地では運営を支え、空いた時間には仲間と一緒に過ごす。
大学内で案内を行い、参加者を集め、イベント当日まで準備を進める。
一つひとつは地道な活動だったが、仲間と協力しながら一つの場をつくる時間は、中川にとって大きな意味を持っていた。

「仲間と長い時間を一緒に過ごす中で、組織で何かをつくる楽しさを知りました。」

小さく始まった活動は、少しずつ関わる学生が増え、活気のあるチームへと成長していった。

自分が前に出るより、組織がうまく動くことを考えた

団体が大きくなるにつれ、次の運営体制を考えるタイミングがやってきた。
そのとき中川は、自分が前に出るよりも、組織を支える立場を選んだ。

「自分が一番前に立つより、支える側に回った方がうまくいくと思ったんです。」

  • ミーティングの進め方を考える。
  • メンバーの役割を整理する。
  • 目標に向けて、どのように動けばよいかを考える。
  • 運営上の課題があれば、周囲と相談しながら整えていく。

中川は、組織全体がスムーズに動くために、自分ができることを探していた。

「こう進めたらうまくいきそうだな、というゴールを考えて、そこから逆算することが多かったです。」

  • 誰がどんな役割に向いているのか。
  • どこに負荷がかかっているのか。
  • 何を整えれば、みんなが動きやすくなるのか。

そうしたことを考える時間が、自然と増えていった。

この経験は、今の仕事にもつながっている。
学生の個性を見て、企業との接点を考える。
その人らしさが活きる環境を考える。

ルーキーワークスの事業の中には、学生時代に組織運営を通じて学んだ感覚が生きている。

活動の中で学んだ、仲間との向き合い方

もちろん、組織を動かすことは簡単ではなかった。
関わる人数が増えれば、考え方も、熱量も、活動への向き合い方も人によって違う。
同じ目標に向かっていても、進め方や大切にしたいことが少しずつ異なる場面もあった。

「当時は、どうすればもっと良い活動にできるかを一生懸命考えていました。ただ今振り返ると、もっと一人ひとりの感じ方に耳を傾けることもできたと思います。」

良いものをつくりたいという思いが強いほど、周囲にも同じ熱量を求めてしまうことがある。
その経験を通じて中川は、成果を目指すことと、仲間が前向きに関われる空気をつくることの両方が大切なのだと感じるようになった。

「組織を前に進めることも大事。でも、一緒に動く人たちがどう感じているかを見ることも同じくらい大事だと学びました。」

この気づきは、学生時代の経験の中でも特に大きなものだった。

組織を支えること。
人を見ること。
成果だけではなく、関わる人の気持ちにも目を向けること。

そのすべてが、今の中川の価値観につながっている。

ガクチカは、「何をやったか」だけではない

学生時代の経験は、中川に大切な学びを残した。

ひとつは、「組織を動かす力」。
目標を考え、役割を整理し、周囲と協力しながら物事を前に進める力。
それは、社会に出てからも大きな財産になった。

もうひとつは、「自分らしさを大切にしながら人と関わることの大切さ」 だった。
成果を出すことに夢中になる中で、時には自分自身にも、周囲にも、少し力が入りすぎてしまうことがある。
だからこそ、無理に背伸びをし続けるのではなく、等身大で向き合うことが大切なのだと感じるようになった。

ガクチカは、何をやったかだけではない。

  • そこで何を感じたのか。
  • 何に気づいたのか。
  • その経験を通じて、自分の考え方がどう変わったのか。

そこに、その人らしい価値がある。

社会に出てから気づいた、自分らしく働くこと

大学卒業後、中川は人材・求人広告の領域でキャリアをスタートした。
若くして責任ある立場を任され、成果を出すことにも力を注いだ。
当時の中川は、周囲の期待に応えようと一生懸命だった。

仕事ができる人でありたい。
頼られる存在でありたい。
結果を出せる人間でありたい。

「期待に応えたい気持ちが強かったんだと思います。」

その努力は、確かに中川を成長させた。

一方で、経験を重ねる中で、自分らしさについて考えることも増えていった。
背伸びをすることが必要な時期もある。
ただ、周囲の期待に応えようとし続けるだけでは、自分が本当に大切にしたいことが見えにくくなることもある。

その後、起業や事業づくりに取り組む中で、計画通りに進まないことや、組織づくりの難しさに向き合う場面もあった。
人との関わり方、経営者としての責任、自分自身の在り方。

さまざまな経験を通じて、中川は少しずつ自分の考え方を見つめ直していった。
その中で支えになったのは、肩書きや成果ではなく、等身大の自分で関わってきた人たちだった。

「これからは、等身大で向き合うことを大切にしたいと思いました。」

学生時代に感じた、組織を動かすことの面白さと難しさ。
社会に出てから感じた、期待に応えようとすることと自分らしくいることのバランス。
その両方が、今の中川の考え方をつくっている。

人生で初めて、自分から「やりたい」と思えた仕事

中川は、これまでの人生を振り返ってこう話す。

「与えられた場所で役割を見つけて、そこで頑張ることが多かったと思います。」

学生時代も、社会人になってからも、環境があり、役割があり、その中で最大限の成果を出そうとしてきた。
それは中川の強みでもあった。

一方で、ルーキーワークスは少し違った。
自分で構想を描き、自分で人に話し、少しずつ形にしていった。
うまく伝わらないことがあっても、何度も言葉にしながら、仲間や関係者に想いを伝えていった。

「自分からビジョンを伝えて、形にしていく。そういう経験は、自分にとってとても大きかったです。」

学生時代に培った、組織を動かす力。
社会に出てから学んだ、等身大で人と向き合うこと。

その2つが重なったとき、ガクチカワークという事業が生まれた。

中川が大切にしているのは、「きっかけ」を見ること

中川が学生と向き合うとき、大切にしていることがある。
それは、その人の「きっかけ」を見ることだ。

  • どんな経験が、その人の考え方を変えたのか。
  • どんな違和感を持ったのか。
  • 何に悩み、何を大事にしたいと思ったのか。

「経験した人だからこそ、わかることがあると思うんです。」

自分が悩んだから、誰かを支えたい。
自分が迷ったから、後輩には同じ思いをしてほしくない。
自分が違和感を持ったから、変えたい。

そうした原体験は、その人の言葉に力を与える。

これは、中川自身のガクチカの延長線上にある価値観だ。
学生時代に組織を動かす経験をした。
その中で、成果だけではなく、人とどう向き合うかの大切さにも気づいた。
だからこそ中川は、学生の経験そのものだけでなく、その経験から生まれた気づきを大切にしている。

ガクチカは、「すごい経験」でなくていい。

大切なのは、そこで何に気づき、何が変わったか。

それさえあれば、それは立派な「ガクチカ」になる。

「まだ何者でもない」と感じている学生へ

中川が特に向き合いたいと思っているのは、自信がなく、まだ何者でもないと感じている学生だ。
なぜなら、それは多くの学生が一度は感じることだからだ。
そして、中川自身にも、そうした時期があった。

「可能性は誰にでもあると思っています。大切なのは、自分の経験の意味に気づくことだと思います。」

ルーキーワークスでは、学生インターンも活動している。
中川は、学生に対して、自分の経験をできるだけ率直に伝えるようにしている。

うまくいったことだけでなく、悩んだことや、考え方が変わった瞬間も話す。
すると、学生も少しずつ自分のことを話してくれるようになる。

ある学生インターンは、最初は自分の考えを言葉にすることが得意ではなかった。
しかし、日々の対話や実務経験を通じて、少しずつ自信をつけていった。

「できなかったことが、できるようになる。その変化に価値があると思っています。」

等身大で向き合う。
その中で、自分の可能性に少しずつ気づいていく。
中川が学生と関わるうえで大切にしているのは、そんな時間だ。

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等身大で、人と向き合い続ける

中川がこれからも大切にしたいのは、若い人たちの可能性を広げることだ。

「若者支援を、ずっと続けていきたいです。」

学生や若い人たちが、自分の経験に意味を見つける。
自分に合う仕事や環境と出会う。
そして、社会に出たあとも、自分らしく力を発揮していく。
そのためのきっかけをつくり続けたい。

派手な言葉ではないかもしれない。 でも、そこには一貫した想いがある。
等身大で、人と向き合い続ける。
中川がたどり着いた答えは、とてもシンプルだ。

学生団体・サークルの皆さんへ

チラシ配り、集客、当日運営——。
サークルで「当たり前」にやってきたことは、社会に出たとき立派なガクチカになります。

ガクチカワークでは、学生団体・サークル・学園祭実行委員会などの活動を取材・紹介する企画を進めています。
団体運営、企画、集客、広報、渉外。
あなたの団体の挑戦を、就活で語れる言葉にして社会に届けませんか。

今後は、学生団体代表が自分たちの挑戦を語る「代表のガクチカ」や、社長と学生団体代表がそれぞれの経験を語り合う「社長と代表のガクチカ対談」も展開予定です。

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📝団体活動を取材・掲載してもらう

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🎤社長と代表のガクチカ対談に参加する

あなたのガクチカにも、意味がある

ガクチカは、すごい経験でなくていい。
大切なのは、そこで何に気づき、何が変わったか。

ガクチカワークでは、学生の経験を、企業に伝わる実績へ変えるためのサポートを行っています。

  • 自分のガクチカを相談したい
  • インターンに挑戦したい
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そんな学生を、応援しています。

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あなたは、どんな仕事を選ぶのか

仕事は、人生に大きく関わる選択だ。

では、その仕事を、あなたはどんな自分で選ぼうとしているだろうか。
周りに合わせて、なんとなく選ぼうとしていないだろうか。
自分の経験や気づきと、きちんと向き合えているだろうか。
中川高一のガクチカは、ひとつの問いを残す。

あなたのガクチカには、どんな「気づき」があっただろうか?

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次回の「社長のガクチカ」

次回のゲストは、中川からご紹介します。

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Vol.02 は、現役大学生CEOとして採用動画プラットフォーム「Realee」を立ち上げた御前さん(株式会社リアリー)。

学生の立場から、就活のリアルを変える——その原体験とは。

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この記事について

インタビュー・ライティング
ガクチカワーク 学生編集スタッフ

構成・監修
ルーキーワークス編集部
学生と社会をつなぐキャリア支援サービス「ガクチカワーク」を運営。
学生の経験を、企業に伝わる実績へ変えるサポートを行っています。

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